妊活の妨げとなる「子宮筋腫」の原因と症状

「子宮筋腫」とは、子宮内(周辺)に腫瘍(瘤)が発生する症状であり
それによって招かれる症状・トラブルは、様々なものがあります。

珍しい症状ではなく、5人に1人は経験すると言われており
特に30歳代に入ると増えてくる疾患です。

決して「ひとごと」ではない、誰もが注意を払っておくべき症状になります。

日常生活や他の期間に悪影響がない場合は、特別な処置が必要のない場合も多いですが
生理期間中の「経血量」が増えたり、「生理痛」が1つの症状として発生することもあり
1回の生理期間が、長く続くような症状がある場合は疑う必要があります。

自覚症状がないケースも多いですが、生理不順や月経困難症につながることもあり
また、不妊症の原因になることも多く、重篤な場合は治療が必要になります。

量・大きさ共に、症状の差は大きいですが
1つできてしまうと複数出来てしまう人が多いものです。

全ての女性にリスクのある症状

子宮筋腫の際に発生する腫瘍は、「良性」ではありますが
「子宮が正常に機能する妨げになる」等、様々な弊害を生みます。

「痛み」を感じることもあり、また特に経血の増加が目立つ症状です。

  • 発生する場所(患部)
  • 発生している範囲
  • 発生している数・大きさ

これらの要因は、様々なパターンが考えられ
その組み合わせによって、発生する・感じる症状も違ってきます。

子宮筋腫は、発症する「患部」によって
名称が分けられており、特に症状の違いが出る要素でもあります。

漿膜下筋腫(子宮の外側)

子宮の外側にできる筋腫であり、
子宮機能というよりは、腸等の周辺組織に影響を与え
尿意・便意を感じやすくなる等の症状が現れます。

自覚症状が少ない傾向がありますが、腸や膀胱といった
他の機関にも影響を与えることが多く、便秘や頻尿などの症状が出ます。

粘膜下筋腫(子宮内側)

子宮の内側に出来る筋腫であり、少ない数であっても症状を感じやすいものです。

妊娠機能に悪影響を与えるなど、放置することでトラブルが多くなります。

当然、不妊の要因の1つにもなりえます。

筋層内筋腫(子宮壁の筋肉の中)

子宮壁の筋肉の中に出来る筋腫であり、特に痛みを感じることが多いです。

大きい腫瘍の場合、子宮の形を変形させてしまう場合があり
貧血・出血等の症状が見られることもあります。

また、経血の量も増える傾向があり
不正出血や、経血の増量を最も招く症状です。

「子宮筋腫」の治療

子宮筋腫に対する治療は、意外にも「経過を見守る」ことが中心となります。

決して珍しい病気ではなく、特別な治療をする必要がないことがほとんどですが
「月経困難症」といった、「重い生理」の原因であることも考えられます。

違和感がある方は、1度検査をしてもらうのをお勧めします。

腫瘍と言っても「良性」のため、直ちに重篤な症状に陥るわけでなく
痛みや症状がない場合は、「超音波検査」による経過の観察が主になります。

月経の症状が重かったり、痛みを訴えている場合は
ピルを服用し月経・血量をコントロールします。

重篤な場合や体調・日常生活に影響する場合などは、外科手術で取り除くことになります。

「100%ならない」という人のいない、誰もがリスクを持っている症状ですが
大きくなることによって確実に実害のリスクは膨らんでいくため
一度発生してしまうと、定期的な検査が不可欠になります。

個人差の大きい疾患だが早期発見が鍵

「筋腫を持ったまま」という女性は珍しくありません。

しかし、あまりにも巨大・広範囲・多数おいった場合は
外科手術によって、取り除かなければならないこともあり
最悪の場合は「子宮全摘出」といった処置がとられる場合もあります。

子宮筋腫は、発見が遅くなる・悪化したまま放っておくことで
将来的に妊娠するための機能にも、問題が現れることになります。

女性としては大変つらいものであり、やはり「ひとごと」と考えないことが必要です。